よくない話
年明けに兄が逝った。
本当に突然すぎて信じられない。
身内が死ぬなんて、ずっと他人事の様に思っていた。
誰でもそうだと思う。
実際に家族が死ぬまでは、、、
子供の頃から自分の家族が嫌だった。
うまく言え無いけど嫌いとかじゃなくて、むしろ大好なんだけど
いつも「普通」じゃなく、安定してなかったから
それが自分の家族だという、そんな有様が嫌だった。
両親の仲良し姿なんて1度も見た事ないし
母親が上機嫌で1日を終えたこともないし
暴力や罵倒で屈辱を受けない日もなかった。
友達の家に遊びに行くと、温かい家庭を見る。
そんなときは心のなかで、
「どうか、この家にわたしを引き取って育ててください」
そんな、絶対にありえない夢物語を夢見ていた。
でも最近は自分の家族が、特殊な部類じゃないと思える。
虐待・DV・ネグレクト、そんな言葉のない時代に
わたしは「毒親」に育てられた。
今回、兄の死でその時代のフラッシュバックが始まった。
毒に侵され、毒から逃げて、そして又毒に戻る。
切っても切れない家族って?
逃げても追ってくる血縁って?
汚い血。
そう、すべてのきっかけは兄の死。
まだ気持ちの整理はつかないけど
思いつくまま記していこうと思います。